塗料には1液2液がございます。他の記事でも説明はしてますが、この1液2液により耐久性も大きくことなります。
塗料による耐久性の違い
1液は、缶を開けたら直ぐに使えるタイプの塗料で、2液塗料は主材と硬化剤を混ぜて使うタイプの塗料なので、塗装の知識がない業者には扱いにくい商品となっています。
なぜ2液塗料が耐久・劣化に強いか簡単にご説明いたします。
2液は混合する塗料となります。主材+硬化剤を使用することにより数時間程度で化学反応により強制乾燥しますので、強靭な外壁塗装面が完成いたします。
もう少し分かりやすく図と共に説明します。
シンナーは揮発しやすく、すぐ乾燥しますよね?水はそれに比べ揮発=乾くまで量によるが乾きづらいです。※しっかりと塗膜ができれば防水性能はしっかりと作用します。
急な雨により、水性塗料の場合は被害がでる可能性もある為、しっかりと密着させるには水性では天候により時間がかかります。
耐久性を比べると2液の方が耐久性が2~4年くらい高く、塗料の価格も1液に比べ高いです。また2液の方が、シーリング材と塗膜の化学反応により、汚染物質を付着させてしまい塗装表面が黒くなってしまう、ブリード現象が起こりにくい特徴もあります。
使用割合を比べると民間工事は99%が1液タイプを使用・公共事業はほぼ100%が2液を使用してます。
主な理由としては、1液がこれだけ民間工事に使用されているには大きく価格+手間がそうさせていると考えられます。
2液が民間工事で少ない理由
- 知識が無いと配合できない
- 天候により使用時間に限りがある(凝固する為)
- 一度混合すると保管がきかずコストがかかる
- 基本2缶使用(主材+凝固剤)
※民間工事では使い勝手が悪く、コストもかかる為、お客様にオススメしないケースが多いからだと思います。逆に公共事業でこれだけ多く使用されている現状はやはりコストよりも耐久性を強く希望しているからだと推測されます。
どちらのタイプを選ぶかは、耐久性を優先するのか?予算を優先するのか?があるので、安心できる業者としっかり相談して比べることをオススメします。
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